2012年1月28日土曜日

背景美術

先日アニメーション映画の背景美術監督とお話しする機会があった。映画の背景のための美術とは言っても絵を描くと言う事においては共通する部分もあり、また異なる範囲もあった。
絵はアニメーションの背景としてポスターカラーで描かれているので、色彩は自分のやっている油彩風景画とは異なるが、画面には熟練した技術があり、程良い密度が保たれていた。もちろんそうでなければ一枚一枚にムラが出来て一本の映画作品として成り立たない。描いた絵にキャラクターが入り、映画の画面になることを完成と言う想定の上で描いているとのこと。映画ではその絵に音、動画が合わさり舞台が生まれて来るのを感じる。
なので自分たちの様な個人で完結させる一枚絵とはまた違う所もあり色々と面白かった。

制作現場は総監督の指揮のもと緊張感を持ち集中力しつづける雰囲気が感じられた。