2011年10月16日日曜日

京都

京都に居る兄夫婦の家へ遊びに行った。ちょっとした街並みや通りがやはり東京とは異なっていて「いつもと違う所に来たなと」言う事を感じる。食べ物も出汁や風味を楽しむ物が多くおばんざい(お惣菜)屋などでは京都の味が多く楽しめる。

今年は「何周年」と言うお寺が多く、自分たちが立ち寄った知恩院でも「法然上人800回大遠忌」なるものが行われていた。浄土宗の者としてこの日に来たわけではないのだが、広い大殿内に木魚が百以上も並べられ、皆で叩いている姿は壮観であった。先頭でおおきな木魚を叩くお寺の人がいて、それに合わせ皆が叩いている。音は時間ごとに皆で大きくバラバラに分散したり、全く同時に鳴らせていたりして、「ゆらぎ」がありずっと聴いていると面白かったのと同時に、何か世の中と照らし合わせて考えさせられるものもあった。
自分たちも叩けると言う事で参加させてもらった。しかし息子にも少し叩かせようと”ハチ”を持たせた所、発狂したように木魚その他を乱れ打ちしてしまい、あえなくその場を退散となった。息子にはまだ「世の中」というものが無いようだ。

嵐山の渡月橋から見た山の写真。前日までの雨で水かさが幾分増していた。
暖かい秋晴れの日であった。