2010年8月11日水曜日

夏の野川

晴れている日は、暑いけれど屋外へ風景を描きに出かける。東八道路と野川が交差する辺りに、湧き水が小さな流れになって川に流れ込む場所がある。ここは描くのに良い場所だが、同時に子供たちにとって格好の遊び場でもある。日中ともなると多くの親子連れがその水辺で遊ぶためにわんさと溢れ景色は一変する。
早ければ誰も居ないので朝一番のりで描いていたが、やはり九時近くになると何処からとも無くちらほらと現れはじめ、あっという間に水辺は親子供で一杯になった。
見るからにヤンチャそうな男の子三人組は、石の下に居る生物を見つけるために、描いていた目の前にあるおおきな石を三人でせっせと力を合わせてひっくり返した。彼らの努力で、描いていたその石は場所が変わってしまった。

その日は太陽の位置も変わってきたので退散。また別な日に再び戻って、石を元に戻してやろうと思っていたが、現場の石達は更にそれぞれ収拾がつかないほどに移動されていた。子供もまた自然の一つということで直接絵の具の蓋を開けらたりしない限り文句は言えない。